“
- ASCII.jp:人は必ずブレるもの 「UN-GO」脚本・會川昇氏が語る【前編】|渡辺由美子の「誰がためにアニメは生まれる」
僕にとって非常に印象に残る話があって、津波が起きたときに、最後まで自分の仕事をまっとうしていたがゆえに亡くなってしまった方がいたでしょう。テレビで見るたびにやっぱりせつない思いをするんだけれど、しばらくして、亡くなった方のお父さんが「みんなが立派だ、立派だと言ってくれるけれど、やっぱり自分としてはただ生きていてほしかった、何で逃げなかったんだろうと思った」とはっきりと言っていたんです。
これが人間のリアリティーでしょう。もしもこれが戦争中だとしても、やっぱりそこで人を助けて死んだ我が子は立派だと、我が子のおかげで助かった人がいて良かったなんていうことを言えるほど、人間とか父親というのはそんなに“よくできた”ものじゃない。
”- ASCII.jp:人は必ずブレるもの 「UN-GO」脚本・會川昇氏が語る【前編】|渡辺由美子の「誰がためにアニメは生まれる」