“去年、マリアが亡くなってから、自宅のコンピュータで制作をしていて気づいたのですが、自分の作っている音をまったく魅力的に感じられなくなっていた時期が長かった。魅力がないというより、スピーカーに幕がかかっているような感じで。結線を間違えているのかな、とか、サンプリングレートが違うのかな、とか思ったけれど、間違えていない。それで分かったのは、一緒に住んでいた人がいなくなると、会いたいとか話したいという以前に、その人の声が聴きたいという気持ちが一番強くなる。そうすると、その声が僕の一番探している”音”になってしまう。”
- ATAK015 for maria|THINK PIECE|honeyee.com Web Magazine
- ATAK015 for maria|THINK PIECE|honeyee.com Web Magazine